信頼性設計技術の中で、誤り検出した上である程度の訂正まで行いたい場合に使用する符号として、適切なものはどれか。
ア |
巡回冗長符号(CRC) |
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イ |
垂直パリティ符号 |
ウ |
水平パリティ符号 |
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エ |
ハミング符号 |
答え エ
【解説】
ア |
巡回冗長符号(CRC)は、複数ビット誤りを検出できるが、訂正はできない。 |
イ |
パリティ符号は、1ビット誤り検出はできるが、訂正はできない。 |
ウ |
パリティ符号は、1ビット誤り検出はできるが、訂正はできない。 |
エ |
ハミング符号は、2ビット誤り検出ができ、1ビット誤りについては訂正が可能である。 |
【キーワード】
・巡回冗長符号
・パリティ符号
・ハミング符号
【キーワードの解説】
- 巡回冗長符号(CRC)
生成多項式と呼ばれる、シフトや加算などを組み合わせた方式で計算を行なう方法である。生成多項式によてCRC12、CRC16、CRC32などがある。(パリティ符号はちょうど1bit幅のCRC方式に相当する)
- パリティ符号
パリティ符号はデータに1ビットのパリティビットを追加して、パリティビットの値を変えて、データ+パリティビットの1の個数を偶数または奇数にして送信し、受信側で1の個数を確認することで、誤りを検出する方法である。
- ハミング符号
本来のデータに、データから演算によって割り出したチェック用のデータ(ハミングコード)を付加する方法である。広く普及しているパリティチェックは、ハミングコードチェックの特殊な場合にあたる。
もっと、「巡回冗長符号」について調べてみよう。
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