コンピュータシステムの構成に関する記述のうち、密結合マルチプロセッサシステムを説明したものはどれか。
ア |
通常は一方のプロセッサは待機しており、本稼動しているプロセッサが故障すると、待機中のプロセッサに切り替えて処理を続行する。 |
イ |
複数のプロセッサが磁気ディスクを共有し、それぞれ独立したOSで制御される。
ジョブ単位で負荷を分散することで処理能力を向上させる。 |
ウ |
複数のプロセッサが主記憶を共用し、単一のOSで制御される。
システム内のタスクは、基本的にどのプロセッサでも実行できるので、細かい単位で負荷を分散することで処理能力を向上させる。 |
エ |
並列に接続された2台のプロセッサが同時に同じ処理を行い、相互に結果を照合する。
1台のプロセッサが故障すると、それを切り離して処理を続行する。 |
答え ウ
【解説】
ア |
デュプレックスシステムの説明です。信頼性の向上が目的です。 |
イ |
疎結合のマルチプロセスシステムの説明です。性能向上が目的です。 |
ウ |
密結合のマルチプロセスシステムの説明です。性能向上が目的です。 |
エ |
デュアルシステムの説明です。信頼性の向上が目的です。 |
【キーワード】
・マルチプロセッサシステム
【キーワードの解説】
- マルチプロセッサシステム
複数のプロセッサ(CPU)を使いシステムを構成することです。
プロセッサの構成によって性能向上を目的にする場合と、信頼性向上を目的にする場合があります。
- 性能向上
密結合、疎結合
- 信頼性向上
デュアルシステム、デュプレックスシステム
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