Webサーバ、アプリケーション(AP)サーバ及びDBサーバ各1台で構成されるWebシステムにおいて、次の3種類のタイムアウトを設定した。
タイムアウトに設定する時間の長い順に並べたものはどれか。
ここで、トランザクションはWebリクエスト内で処理を完了するものとする。
[タイムアウトの種類] |
@ |
APサーバのAPが、処理を開始してから終了するまで |
A |
APサーバのAPにおいて、DBアクセスなどのトランザクションを開始してから終了するまで |
B |
Webサーバが、APサーバにリクエストを送信してから返信を受けるまで |
ア |
@、B、A |
|
イ |
A、@、B |
ウ |
B、@、A |
|
エ |
B、A、@ |
答え ウ
【解説】
Webサーバ、APサーバ、DBサーバの処理の流れは
- WebサーバがAPサーバにリクエストを送信
- APサーバでAPが処理を開始
- APがDBサーバにトランザクションを要求
- DBトランザクションが終了
- APが処理を終了
- APサーバがWebサーバにリクエスト結果を送信
なので、タイムアウトの設定としては長い順に
B |
Webサーバが、APサーバにリクエストを送信してから返信を受けるまで |
@ |
APサーバのAPが、処理を開始してから終了するまで |
A |
APサーバのAPにおいて、DBアクセスなどのトランザクションを開始してから終了するまで |
になります。
【キーワード】
・タイムアウト
【キーワードの解説】
- タイムアウト(timeout)
処理やデータ転送に時間がかかりすぎる時に、途中で打ち切って終了することです。
プログラムに処理させるデータ量が多すぎたり、通信速度の遅い回線で大量のデータを送ったりすると、作業が終了するまでにとてつもない長い時間がかかってしまい、その間コンピュータの資源が占有されて他の処理に支障をきたしてしまうことがあるため、データ転送などを行うプログラムには一定の時間が経過して処理が終わらなかったり相手から返事が無ければ処理を打ち切って終了し、次の手順に進むような仕組みをタイムアウト処理といいます。
もっと、「タイムアウト」について調べてみよう。
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