リーダーシップを“タスク志向”と“人間関係志向”の強弱で四つの方に分類し、部下の成熟度によって、有効なリーダーシップの方が変化するとしたものはどれか。
ア |
SL理論 |
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イ |
Y理論 |
ウ |
コンピテンシモデル |
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エ |
マズローの欲求段階説 |
答え ア
【解説】
ア |
SL理論は、リーダーシップを“タスク志向”と“人間関係志向”の強弱で四つの型に分類し、部下の成熟度によって、有効なリーダーシップの型が変化するとしたものです。 |
イ |
Y理論は、人間は条件次第では、責任を引き受けるだけでなく、自ら進んで責任を取ろうとするものです。 |
ウ |
コンピテンシモデル(competency model)は、仕事を成功させたり、仕事を効果的に遂行するために必要とされる個人の知識・スキル・能力・その他の個性です。 |
エ |
マズローの欲求段階説(自己実現理論)は、人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものであると仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものです。 |
【キーワード】
・SL理論
【キーワードの解説】
- SL(Situational Leadership)理論
リーダーシップ条件適応理論の1つで、部下の成熟度によって、有効なリーダーシップスタイルが異なる、という前提に拠っています。
SL理論では、縦軸を仕事志向、横軸を人間志向の強さとして4象限に分け、それぞれの状況でリーダーシップの有効性を高めていくにはどうすれば良いかを示しています。
- S1:教示的リーダーシップ(部下の成熟度が低い場合)
具体的に指示し、事細かに監督する(タスク志向が高く、人間関係志向の低いリーダーシップ)
- S2:説得的リーダーシップ(部下が成熟度を高めてきた場合)
こちらの考えを説明し、疑問に応える(タスク志向・人間関係ともに高いリーダーシップ)
- S3:参加的リーダーシップ(更に部下の成熟度が高まった場合)
考えを合わせて決められるように仕向ける(タスク志向が低く、人間関係志向の高いリーダーシップ)
- S4:委任的リーダーシップ(部下が完全に自立性を高めてきた場合)
仕事遂行の責任をゆだねる(タスク志向・人間関係志向ともに最小限のリーダーシップ)
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