フェールセーフ設計の考え方に該当するものはどれか。
ア |
作業範囲に人間が入ったことを検知するセンサーが故障したとシステムが判断した場合、ロボットアームを強制的に停止させる。 |
イ |
数字入力フィールドに数字以外のものが入力された場合、システムから警告メッセージを出力して正しい入力を要求する。 |
ウ |
専用回線に障害が発生した場合、すぐに公衆回線に切り替え、システムの処理能力が低下しても処理を続行する。 |
エ |
データ収集システムでデータ転送処理に障害が発生した場合、データ入力処理だけを行い、障害復旧時にまとめて転送する。 |
答え ア
【解説】
ア |
フェールセーフの説明です。 |
イ |
フールプルーフ(fool proof)の説明です。
フールプルーフとは、利用者の操作ミスを防ぐ仕組みです。
ドアを閉めないと動作しない電子レンジなどが身近な例です。(口の悪い人は『馬鹿避け』と言います。)
不特定多数の人が使用するシステムでは必須の考えです。
人は設計側の予想しない使い方をして、障害を引き起こします。 |
ウ |
フェールソフト(fail soft)の説明です。
フェールソフトとは、故障して時、性能が落ちてもいいのでできるだけ動作させる仕組みで、縮退運転のことです。
大雪のときなど徐行運転を行う列車は一種のフェールソフトと考えていいと思います。 |
エ |
フェールソフトの一種です。 |
【キーワード】
・フェールセーフ
【キーワードの解説】
- フェールセーフ(fail safe)
故障が発生した場合、安全な方向にシステムの動作を向けて二次災害が発生しないようにすること。
身の回りの例としては、交差点の信号は故障すると赤の点滅になるように設計されている。
もっと、「フェールセーフ」について調べてみよう。
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