磁気ディスク装置の性能に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
アクセス時間は、回転速度を上げるか位置決め時間を短縮すると短くなる。 |
イ |
アクセス時間は、処理装置の前処理時間、データ転送後の後処理時間も含む。 |
ウ |
記憶容量は、トラックあたりの記憶容量と1シリンダあたりのトラック数だけで決まる。 |
エ |
データの転送速度は回転速度と回転待ち時間で決まる。 |
答え ア
【解説】
ア |
アクセス時間を短くするには、ヘッドの位置決め時間とディスクの回転速度を上げればよい。 |
イ |
アクセス時間は、ヘッドの位置決め時間と、回転待ち時間のみである。 |
ウ |
記憶容量は、トラックあたりの記憶容量と1シリンダあたりのトラック数、ディスクのシリンダ数で決まります。 |
エ |
データの転送速度は回転速度と記録密度(トラック当たりの記憶容量)で決まります。 |
【キーワード】
・磁気ディスク
【キーワードの解説】
- 磁気ディスク
円盤に磁性体(金属粉)を塗り、磁石で磁性体を磁化して、情報を記録する記憶装置のことで、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディスク(MO)などがある。
情報はバームクーヘンのように円盤の同一遠心の円(トラック)にヘッドと呼ばれる磁石(電磁石)で情報を記録する。
また、ハードディスクでは複数のディスクを並べていて、同じ円周のトラックの集合をシリンダといいます。
情報を読み出すときには、情報を記録したトラックのところまでヘッドを移動(位置決め)し、トラック内の情報が記録してある場所が回ってくるのを待って(回転待ち)読み出しを行う。
もっと、「磁気ディスク」について調べてみよう。
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