ある部品の生産ラインは二つの工程A、Bの順で構成されており、各工程の機械台数、部品1個の生産に要する作業時間、不良率は表のとおりである。
1日の稼働時間を10時間とするとき、この生産ラインの1日の生産能力(良品が生産される数)は何個か。
ここで、工程Aでの不良品は工程Bには送らないものとする。
また、機械の故障時間や段取り時間、工程間の仕掛品在庫は考えないものとし、仕掛中のものは終了時間が来ても最後まで仕上げるものとする。
工程 |
機械台数 |
作業時間/個 |
不良率 |
A |
1台 |
3分 |
5% |
B |
1台 |
2分 |
10% |
答え ア
【解説】
工程Aの1個当たりの作業時間は3分なので、1時間で20個生産でき、1日(10時間)では200個の生産できる。工程Aの不良率は5%なので不良品を除いた生産能力は190個になる。
工程Bの1個当たりの作業時間は2分で工程Aより生産する能力は高いので、工程Aで生産された190個を使って生産すると、不良率が10%なので、生産能力は171個(ア)になる。
【キーワード】
・生産計画
【キーワードの解説】
- 生産計画
生産(製造)を行うときに、どういった順序で作業を行うと最も効率が良いかを決めることです。
一つの機械で複数種類の製品の生産(加工)を行っている場合、作業時間の差により、他の工程を待ってしまう(遊んでいる)時間が少なくなるように計画を行います。
もっと、「生産計画」について調べてみよう。
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