LANにおいて、伝送距離を延長するために伝送路の途中でデータの信号波形を増幅・整形して、物理層での中継を行う装置はどれか。
ア |
スイッチングハブ(レイヤー2スイッチ) |
イ |
ブリッジ |
ウ |
リピータ |
エ |
ルータ |
答え ウ
【解説】
ア |
スイッチングハブはデータリンク層(イーサネット)の情報で中継を行う装置です。 |
イ |
ブリッジはデータリンク層(イーサネット)の情報で中継を行う装置です。
スイッチングハブとの違いは、スイッチングハブがハードウェアで処理をするのに比べ、ブリッジはソフトウェアで処理を行うところです。 |
ウ |
リピータは物理層の情報の中継を行う装置です。 |
エ |
ルータはネットワーク層(IP)の情報で中継を行う装置です。 |
【キーワード】
・スイッチングハブ
・ブリッジ
・リピータ
・ルータ
【キーワードの解説】
- スイッチングハブ(レイヤー2スイッチ、L2スイッチ)
受信したデータをOSI参照モデルの第2層(データリンク層)の情報を基に転送制御を行なう、ネットワーク(LAN)の中継装置のことです。
LANの第2層はイーサネット(Ethernet)にあたり、イーサネットパケットで中継のための情報としては「あて先MACアドレス」になります。
- ブリッジ
ネットワークにおいて、ケーブル上のデータの中継を行う機器のこと。
中継するデータのデータリンク層のアドレス(MACアドレス)をチェックして、転送先を決める機能を持っている。
OSI参照モデルの第2層:データリンク層の中継を行う。(L2スイッチ)
- リピータ
ネットワークにおいて、ケーブル上の信号の中継を行う機器のこと。
信号の中継のための電気的な整形と増幅のみを行います。
OSI参照モデルの第1層:物理層の中継になります。(ハブ)
- ルータ
ネットワーク上を流れるデータを他のネットワークに中継する機器のこと。
中継するデータのネットワーク層のアドレス(IPアドレス)をチェックして、転送先を決める機能を持っている。
OSI参照モデルの第3層:ネットワーク層の中継を行う。(L3スイッチ)
もっと、「リピータ」について調べてみよう。
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