平成23年 秋期 応用情報技術者 午前 問26
フールプルーフに該当するものはどれか。
ア
更新の対象となるデータをコピーして保存する。
イ
入力したデータの取消し操作を行うことができるようにする。
ウ
メニュー画面上の使用権限のない機能は、実行できないようにする。
エ
利用者の操作内容をログとして保存する。
答え ウ
【
解説
】
ア
信頼性の考えで行う内容です。
障害時にデータを戻したり、操作の取り消し時にコピーしたデータを使います。
イ
操作性の考えで行う内容です。
操作ミスは誰にでも起こることなのでフールプルーフとは少し考え方が違います。
ウ
フールプルーフの考えで行う内容です。
誤って権限のない機能を使わないようにするのはフールプルーフです。
エ
トレーサビリティ(追跡性)の考えで行う内容です。
保存したログは、障害解析などで利用します。
【
キーワード
】
・フールプルーフ
【
キーワードの解説
】
フールプルーフ(fool proof)
工業製品やソフトウェアなどで、利用者が誤った操作をしても危険な状態や機器が故障することがないように、設計の段階で安全対策を行うことです。『よくわかっていない人が扱っても安全』を実現を目指します。
例としては、ドアを閉めないと動作を行わない電子レンジや、ギアをニュートラルかパーキングしないとエンジンがかからない自動車などがあります。(自動車は誤操作による事故が多いのでフールプルーフがいろいろと盛り込まれています。)
もっと、「フールプルーフ」について調べてみよう。
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