図のような状態の4ブロック分のキャッシュメモリC0〜C3がある。
ここで、新たに別のブロックの内容をキャッシュメモリにロードする必要が生じたとき、C2の内容を置換の対象とするアルゴリズムはどれか。
キャッシュメモリ |
ロード時間(分:秒) |
最終参照時刻(分:秒) |
参照回数 |
C0 |
0:00 |
0:08 |
10 |
C1 |
0:03 |
0:06 |
1 |
C2 |
0:04 |
0:05 |
3 |
C3 |
0:05 |
0:10 |
5 |
ア |
FIFO |
|
イ |
LFU |
|
ウ |
LIFO |
|
エ |
LRU |
答え エ
【解説】
ア |
FIFO(First-In First-Out)では最初にロードされたブロックが最初に置換対象となるので、選ばれるのはC0である。 |
イ |
LFU(Least Frequently Used)では最も参照回数の少ないブロックが置換対象となるので、選ばれるのはC1である。 |
ウ |
LIFO(Last-In First-Out)では最後にロードされたブロックが最初に置換対象となるので、選ばれるのはC3である。 |
エ |
LRU(Least Recently Used)では最後に参照されてから最も時間の経っているブロックが最初に置換対象となるので、選ばれるのはC2である。 |
【キーワード】
・キャッシュメモリ
【キーワードの解説】
- キャッシュメモリ(cache memory)
CPU内にある高速アクセス可能なメモリで、主記憶のデータの中からアクセス頻度が高いデータを、一時的に格納することで、CPUから主記憶のアクセスをキャッシュメモリに代えることで、メモリへのアクセス速度を上げ、処理速度を向上させる。
キャッシュメモリに格納するデータには、プログラムそのものである場合(命令キャッシュ)と、プログラムが使用するデータである場合(データキャッシュ)がある。
もっと、「キャッシュメモリ」について調べてみよう。
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