2台のPCから一つのファイルを並行して更新した。
ファイル中の同一データ(データ1)に対する処理が@〜Cの順に行われたとき、データ1はどの値になるか。
ここで、データ1の初期値は5であった。
答え ア
【解説】
順を追って処理の内容を考える。
- 処理@でPC-Aが読込んだデータ1の値は5であり、PC-A内では10を足し15になる。
- 処理AでPC-Bが読込んだデータ1の値は5であり、PC-B内では1を引き4になる。
- 処理BでPC-Aがデータ1に書き込む値は15である。
- 処理CでPC-Bがデータ1に書き込む値は4である。
したがって、データ1の内容は 4(ア)になる。
【キーワード】
・排他制御
【キーワードの解説】
- 排他制御
コンピュータの動作において、複数の利用者(プロセス、ジョブ)がアクセス可能な共有資源に対し、複数の利用者からの同時アクセスにより競合が発生する場合に、ある利用者に資源を独占的に利用させている間は、他の利用者がアクセスできないようにする事で整合性を保つ処理の事です。
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