MOSトランジスタの説明として、適切なものはどれか。
ア |
pn接合における電子と正孔の再結合によって光を放出するという性質を利用した半導体素子 |
イ |
pn接合部に光が当たると電流が発生するという性質を利用した半導体素子 |
ウ |
金属と半導体との間に酸化物絶縁体を挟んだ構造をもつことが特徴の半導体素子 |
エ |
逆方向電圧をある電圧以上印加すると、電流だけが増加し電圧がほぼ一定に保たれるという特性をもった半導体素子 |
答え ウ
【解説】
ア |
pn接合における電子と正孔の再結合によって光を放出するという性質を利用した半導体素子は、発光ダイオード(LED)です。(×) |
イ |
pn接合部に光が当たると電流が発生するという性質を利用した半導体素子は、フォトトランジスタです。(×) |
ウ |
金属と半導体との間に酸化物絶縁体を挟んだ構造をもつことが特徴の半導体素子は、MOSトランジスタです。(〇) |
エ |
逆方向電圧をある電圧以上印加すると、電流だけが増加し電圧がほぼ一定に保たれるという特性をもった半導体素子は、ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)です。(×) |
【キーワード】
・MOSトランジスタ
【キーワードの解説】
- MOSトランジスタ(Metal-Oxide-Semiconductor field-effect transistor、MOSFET)
トランジスタは信号を増幅させたりON/OFFのスイッチをする部品で、MOSトランジスタは半導体(Semiconductor)の上に酸化物(Oxide)絶縁体を作りその上に金属(Metal)ゲートを置き、金属ゲートに電圧を印加すると金属と半導体の間は絶縁体があるので電流は流れないが、電圧による電界により半導体内の電荷が移動することでトランジスタの動作を実現しています。
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