スクラムのスプリントにおいて、(1)〜(3)のプラクティスを採用して開発を行い、スプリントレビューの後にKPT手法でスプリントレトロスペクティブを行った。
“KPT”の“T”に該当する例はどれか。
[プラクティス]
(1) ペアプログラミングでコードを作成する。
(2) スタンドアップミーティングを行う。
(3) テスト駆動開発で開発を進める。
ア |
開発したプログラムは欠陥が少なかったので、今後もペアプログラミングを継続する。 |
イ |
スタンドアップミーティングにメンバー全員が集まらないことが多かった。 |
ウ |
次のスプリントから、スタンドアップミーティングにタイムキーパーを置き、終了5分前を知らせるようにする。 |
エ |
テストコードの作成に見積り以上の時間が掛かった。 |
答え ウ
【解説】
アジャイル開発のレトロスペクティブ(retrospective)は、それまでの活動を振り返ることで、開発チームを成長させるためにも重要な活動になります。
この活動にはいくつかの種類があり、その中にKPT法があります。
KPT法は“継続”(Keep)、“問題点”(Problem)、“挑戦”(Try)の3つの視点で整理するフレームワークのことで、具体的に
- “継続”(Keep):今後も続けていく作業の洗い出し
- “問題点”(Problem):問題があるのでやめることの洗い出し
- “挑戦”(Try):問題があるのでやめることの代わりの検討、今後、新たに試したいこと
を行います。
ア |
開発したプログラムは欠陥が少なかったので、今後もペアプログラミングを継続するのは、“KPT”の“K”(継続)に該当します。(×) |
イ |
スタンドアップミーティングにメンバー全員が集まらないことが多かったのは、“KPT”の“P”(問題点)に該当します。(×) |
ウ |
次のスプリントから、スタンドアップミーティングにタイムキーパーを置き、終了5分前を知らせるようにするのは、“KPT”の“T”(挑戦)に該当します。(〇) |
エ |
テストコードの作成に見積り以上の時間が掛かったのは、“KPT”の“P”(問題点)に該当します。(×) |
【キーワード】
・スクラム
【キーワードの解説】
- スクラム
アジャイル開発手法の1つで、スクラムは“柔軟かつ全人的なプロダクト開発ストラテジであり、共通のゴールに到達するため、開発チームが一体となって働くこと”とされています。
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