バイオメトリクス認証における認証制度に関する次の記述中のa、bに入れく字句の適切な組合せはどれか。
バイオメトリクス認証において、誤って本人を拒否する確率を本人拒否率といい、誤って他人を受け入れる確率を他人受入率という。
また、認証の装置又はアルゴリズムが生体情報を認識できない割合を未対応率という。
認証制度の設定において、 a が低くなるように設定すると利便性が高まり、 b が低くなるように設定すると安全性が高まる。
a
b
ア
他人受入率
本人拒否率
イ
他人受入率
未対応率
ウ
本人拒否率
他人受入率
エ
未対応率
本人拒否率
答え ウ
【解説 】
バイオメトリクス認証では認証時に取得するデータの品質に差があるため本人を拒否してしまったり、他人を受け入れてしまったりというエラーが発生することを防ぐことができません。
このエラーのうち誤って本人を拒否する確率の本人拒否率と、誤って他人を受け入れる本人拒否率は背反で、本人拒否率を高くすると他人受入率が低くなり、本人拒否率を低くすると他人受入率が高くなります。
また、本人拒否率を低くなるようにすると利便性は高くなりますが、他人受入率が高くなり安全性が低下し、他人受入率を低くすると安全性が高くなりますが、本人拒否率が高くなり利便性が低下します。
【キーワード 】
・バイオメトリクス認証システム
【キーワードの解説 】
バイオメトリクス(生体)認証システム
利用者の身体的な特徴を利用して、本人確認をする方法です。
利用される身体的な特徴は、複製が難しく、年月での変化が少ないものが使われ、実用化されているものには指紋、網膜、虹彩、血管(静脈)、声紋、筆跡などがあります。
ただ、バイオメトリクスは毎回同じデータを取得できないため、本人であるのに認証ではじかれてしまうことがあり、これを本人拒否といいます。逆に他人を認証してしまうのを他人受入といいます。
もっと、「バイオメトリクス認証システム」について調べてみよう。
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