第1正規形から第5正規形までの正規化に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
正規形にする分解は全ての関数従属性が保存される。 |
イ |
正規形にする分解は全て情報無損失の分解である。 |
ウ |
第3正規形までは、情報無損失でかつ関数従属性保存の分解ができる。 |
エ |
第4正規形から第5正規形への分解は自明な多値従属性が保存される分解である。 |
答え ウ
【解説】
ア |
第3正規形から第4正規形への分解で関数従属性は保存されなくなります。 |
イ |
第3正規形から第4正規形への分解で情報無損失の分解ではなくなります。 |
ウ |
第3正規形までは、情報無損失でかつ関数従属性保存の分解ができます。 |
エ |
第3正規形から第4正規形への分解は自明な多値従属性が保存される分解です。 |
【キーワード】
・正規形
【キーワードの解説】
- 正規形
データの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。
- 第1正規形
データの繰り返し部分を別表にする。
- 第2正規形
1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
- 第3正規形
推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
- 第4正規形
自明ではない多値従属性を排除します。
- 第5正規形
表がその候補キー内で結合従属性が満足されているようにします。
- ボイス・コッド正規形
すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。
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