財務報告に係る内部統制監査におけるリスクアプローチの説明のうち、適切なものはどれか。
ア |
監査の効率性を念頭におき、固有リスクだけを評価する。 |
イ |
財務諸表の重要な虚偽表示リスクの有無にかかわらず、任意に抽出した業務プロセスに対しリスクを評価する。 |
ウ |
財務報告に係る全ての業務に対して、ボトムアップで網羅的にリスクを洗い出して評価する。 |
エ |
想定されるリスクのうち、財務諸表の重要な虚偽表示リスクが高い項目に監査のリソースを重点的に配分する。 |
答え エ
【解説】
リスクアプローチ(risk-based approach)の考え方は監査基準で次のように説明されています。
- 監査人は、監査リスクを合理的に低い水準に抑えるために、財務諸表における重要な虚偽表示のリスクを評価し、発見リスクの水準を決定するとともに、監査上の重要性を勘案して監査計画を策定し、これに基づき監査を実施しなければならない。
【キーワード】
・財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準
【キーワードの解説】
- 財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準
監査法人と企業の業務管理体制をチェックするための基準で、経営者が実施した、内部統制の評価について、公認会計士が法定監査の一環として監査を実施することです。
この基準の中で、内部統制についての実施の枠組みが規定されています。
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